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情報システム
特殊鋼製品の試験検査データの信頼性向上のために検査データ自動取込みシステムを導入。
検査成績の誤表記防止と検査業務の標準化を実現。
概要
特殊鋼メーカーである日本高周波鋼業株式会社富山製造所様(富山県射水市)では、特殊鋼製品の試験検査データの信頼性向上の取組みの一環として、検査データ自動取込みシステムを導入され、運用開始されました。従来、手作業による検査業務のためヒューマンエラーに起因する検査結果の転記ミスや入力ミスが発生し、チェック作業や検査のやり直し等の問題がありました。当システムの導入により試験検査データの信頼性向上とともに検査作業の効率化を図られております。


導入のポイント
課題
- ヒューマンエラー(誤認識・転記ミスや入力ミス)による検査成績の誤表記防止
- 検査作業の均一化・効率化の実現
- 作業員の恣意的な判断を排除できる仕組みの構築
- 複数メーカー製既設試験装置のオンライン化
システムの導入
- 検査業務全体を統括する管理サーバーを設置し、検査業務の指示情報・結果情報を一元管理
- 各試験装置毎にノートパソコンを設置し、検査業務ルールをシステム化
- 試験装置との間は、全てオンライン化し、検査結果情報は自動取込み
- 生産管理システム連携し、検査指示から検査判定・結果格納まで、人手を介さない仕組みを構築



導入システム概要

お客様の声
導入後、システムは順調に稼動し、導入目的であったヒューマンエラー(検査モレ・誤認識・誤転記)による品質異常の削減、および、作業効率の向上は図りつつあります。
お客様より、当システムをスムーズに導入できたのは、当社が製造現場におけるシステム導入経験や類似のシステム導入実績を持っており、経験に裏打ちされた現場で活用することを最優先した提案や様々な試験装置との接続を主導的に調査し接続方法を提案して頂いたことにあるとの声を頂いております。