株式会社コベルコE&M

SCADAパッケージ(監視制御システム)

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概要

プラント設備の集中監視およびプロセス制御は、従来、大掛かりなDCS(Distributed Control System)を用いて構築されることが一般的でした。
当社では、DCSと比較しても遜色のないシステムを、市販SCADAパッケージとPLCを組み合わせて、低価格で実現します。
製鉄・製紙・製薬・食品・電力・環境など、幅広い分野に適応できるシステムを提供することが可能です。

SCADAパッケージ 概要図

特長

  • どのような構成なのか?

    対PLC通信および他システムとのデータ中継を行う「サーバ」と画面機能を提供する「クライアント」で構成され、通信はTCP/IPに対応します。
    有線/無線に限らずLAN経由で接続するため現場から離れたパソコンからでもシステムの運用が可能です。

  • なぜ安く作れるのか?

    市販パッケージに不足する機能を簡単な設定のみで様々な業種に対応できるようにした追加パッケージを開発しました。これにより、システムの製作にかかる費用を抑えることで従来より安価に、短期間でのシステム構築が可能となりました。

  • 約100機種のPLC通信に標準対応

    約100機種のPLC通信ドライバを標準で実装しているため、新たな改造をすることなく、多種多様なPLCと標準で接続可能です。(市販パッケージ標準機能)

  • 標準テンプレートを豊富に実装

    画面系の開発においては、よく使われる画面のテンプレートやパーツを豊富に実装。プロパティの設定のみで様々な仕様に対応した管理画面を製作可能です。

実運用イメージ

製造管理・監視制御

設備の全体表示や部分拡大表示画面に、ヘッド回転数、弁の開閉度、圧力など計測値のモニタリングを行い、画面上から設定変更や制御操作が可能です。ほかにもフェースプレート、トレンドグラフ、デマンド監視など、設備監視制御に必要な豊富な機能を実装しています。

状態監視

高品質なグラフィック画面による状態監視画面を実装しており、強力に支援します。

警報管理・ログ管理

シーケンサからのデータを時系列データとしてロギング、過去に発生した警報を日付条件等で検索し、履歴を表示する「警報管理」、故障のレベル分けにも対応。

構成図

機能一覧

機能名 概要
状態監視機能 設備状態をランプなどのグラフィック情報、数値情報などで表示し、状態監視を行います。
制御機能 シーケンサを通じて設備の制御を行います。
ロギング機能 シーケンサから取得したデータをロギングし、指定条件による検索結果の表示、履歴表示が可能です。
警報管理機能 異常発生時の警報表示、蓄積、通知(警報装置、メール等)を行います。
レポート集計機能 レポートデータを自動集計し、画面上での日報・月報などの帳票表示、印刷、レポートデータをExcelで利用できる形で保存するが可能です。
トレンドグラフ機能PLCから収集したデータをトレンドデータとして蓄積し、トレンドグラフを表示します。
デマンド監視機能 デマンド値グラフによるデマンド監視を行います。
二重化機能 サーバ、PLCの二重化に対応し、システムの安定稼働に寄与します。

システム導入を検討されているご担当者様へ

当社では様々な設備でのシステム構築ノウハウを有しており、調査・提案・設計・製作・試験・調整・保守の業務を一括して請け負うことが可能です。