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スケールもやりがいも、けた違い。
安全で安心、的確な「動きをつくる」楽しさ。
整備(電気)
下川 友太 Yuta Shimokawa
機電事業部 計電本部 整備工事部 計電整備室
2017年4月入社/高校 電気科卒

クレーン1基に300台超の制御機器。
その「頭脳」を保守。

でっかい、クレーンゲームみたいだ。加古川製鉄所構内の現場に立ち始めた頃は、そんなイメージでした。巨大な起重機(クレーン)は、運搬物をつかむクラブが縦横に、吊り具のフックが上下に動き、いろんなモノを吊り上げます。最大荷重の違いや運転室が動くクレーンなど様々なタイプがあるので、見ているだけで本当に楽しい。そんなクレーンの電気設備の点検やメンテナンスなどの保守業務が、製鋼整備組クレーン機動班の一員である私の仕事です。クレーンには、制御盤が十数台あり、それぞれの制御盤に制御機器が50台以上あるので、制御機器の数はクレーン1基につき300台以上になります。制御機器は、クレーンそれぞれの特徴ある動きをコントロールする「頭脳」です。その「頭脳」を保守する重要な役割を担っています。作業は地上50メートルの高さで行っており、階段やエレベーターで上がると構内を一望できて素晴らしい眺めです。高所が苦手な人はダメでしょうね。もちろん、事前にちゃんと「高い現場でも大丈夫?」と確認してくれるので、無理やり上がれ、なんて言われることはありません。また、甲子園球場150個分の広大な構内は迷路みたいで、敷地内を機関車が走る光景も珍しい。これほど驚きとワクワクが詰まった職場とは、入社前は想像もしなかったですし、スケールの大きさは、「凄い!」のひとこと。スケールもやりがいもけた違いでした。

出向で培った知識と
技術を社内展開

実は入社2年目から3年間、神戸製鋼所へ出向して、KOBELCOグループのクレーンに対する知識や技術をたっぷりと吸収しました。クレーン機動班は、全員、出向を経験。そこで培った技術を現場で活かしています。そして、そうした経験や技術を社内展開することも大事な役割です。現場では、トラブルを未然に防ぐための整備をしっかりと行うとともに、制御装置や計器の故障等で稼働中の設備が突然停止した場合の修理対応も行います。こうした際の対応が迅速かつ的確にできると自信につながりますね。クレーン運転士と対話を重ねながら、動かす角度の細かな要求にも応える。そうすることで、運転操作がより安全で安心してできるようになります。制御回路の変更から試運転を経て、実際の動きがどう変わるのかを一つずつ確認し、さらに「もっとこんな動きができるかも?」と自分なりに考える楽しさも実感しています。センサ交換などクレーンの故障を未然に防止する提案をして、お客様から「ありがとう!良くなったよ」と言われると、本当にうれしいし、達成感があります。自分の仕事をちゃんと周りにも認めてもらえたわけですから。とは言え、まだまだ教わることもたくさんあります。班長や2人の先輩は尊敬する技術者ですし、電気に関する知識・技術や作業のスピード感も本当に凄いんです。回路を変更する時も図面を見て、瞬時にサッと「ここが違う!」と的確に判断し、パッと作業に取りかかります。私も先輩を見習い、クレーンの安定稼働に貢献できる、自分なりの「サッ、パッ」に挑戦し始めたところです。

何よりも安全の大切さを、
後輩に伝えたい。

電気って目に見えないものですが、テスターなどの計測機器を使って確かめることができます。クレーンが動いたらOKで終わらずに、お客様の要求通りに施工するのは、簡単そうで難しさもあります。でも、そこが面白いんです。私は電気科の出身ですが、電気のことはすべて入社後の専門教育で基礎から学ぶことができました。さらに資格も取れる内容なので、全部がプラスと言えるものでした。同期の中には普通科の出身もいましたが、とても丁寧に分かりやすく指導してもらえるので、ゼロからでも安心して現場で作業できたと聞いています。クレーン機動班は年齢やキャリアに関係なく何でもフレンドリーに話ができるので、人間関係で悩むこともありません。仕事のやりがいが大きいのはもちろんですが、それ以上に働きやすい職場は魅力的で大事だと入社して実感しています。気がねなく自分のペースで仕事ができるので集中できますし、安全にもつながっていると思っています。これからクレーン機動班に後輩ができたら、電気のことなら任せろ、と何でも教えられる存在になりたいと思っています。でも一番はやっぱり、作業前の使用する道工具の点検など、一つひとつ確実に基本となるルールを守って安全に作業することの大切さをしっかり伝えたい。「人が命、技術が命。」を大切にする会社ですし、自分もみんなも安全に無事に作業を終えることが、実はスピードアップやスキルアップにつながるんだよ、と。

My Decision
入社の決め手

高校時代にロボット部で「どう動くか」を想定して回路を設計し、思った通りの動きを確かめる難しさと楽しさに目覚めました。ロボット相撲大会で九州大会準優勝、全国ベスト16まで進出し、勝ったら嬉しいし負けたら悔しいけど、とにかく楽しかったです。そんな私に顧問が「この会社なら、もっと楽しめるぞ!」と勧めてくれて、また、先に入社した部活の先輩の「働きやすく、コミュニケーションも取りやすいよ」というアドバイスも、決め手になりました。入社してみると、本当に和気あいあいという感じで仕事に集中でき、「めっちゃ、良かった。顧問や先輩の言う通りだった」と実感しています。それに、地元の大分県から飛び出して、独り暮らしをしてみたい、という願いも叶えることができました。寮生活では、朝晩の定食も日替わりで選べて、しかもおいしくて健康にもいいですね。

The Spirit
この仕事の真髄

電気の知識と技術、安全意識、コミュニケーション力において、自分自身でレベルアップしたと実感できることです。最近は現場作業の見積や予算検討、事後の記録データ管理などのデスクワークも任せてもらえるようになって、より達成感を得られるようになりました。電気保全のエキスパートになりたい人には、やりがいがどんどん湧いてくる職場だと思います。もちろん、仕事の醍醐味も味わえます。クレーンだけでなく地上設備や他工場の作業もどんどん増やして、「電気関係なら何でも任せて」と言える電気屋さんになっていきたいですね。加古川製鉄所構内以外の仕事に携わるチャンスもこれから増えていくので、ぜひ「内から外へ」と進出していきたいと思っています。